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きなこなん

  • 2017-04-19

なぜ『劇場』は『火花』より難しい小説になったのか?

『火花』で芥川賞を受賞した、又吉直樹の新作『劇場』を読んだ。 面白かった。歴史に残る傑作だと思った。 でも、ツイッターを見ると「難しい」という声が多かった。 又吉はNHKで『劇場』を作る過程をドキュメンタリーで紹介している。 その中で「『火花』を読んだ人から分かりづらい、難しいと言われた。だから、今 […]

  • 2017-04-14

ラッパーPUNPEEの足跡を1万字でたどる

テレビ番組「フリースタイルダンジョン」が始まって以来、日本のヒップホップが盛り上がりを見せている。 そんな中でももっとも注目されている存在なのが、稀代のトラックメイカーであり、ラッパー、プロデューサーでもあるPUNPEE(パンピー)だ。 ラップの有名な曲は数多くあるが、もっとも多くの人に届いているラ […]

  • 2017-03-31

編集者に必要なスキルは?と聞かれて答えた内容をまとめてみた

いま編集の未経験者の面接を行っているのですが、そこで何度か出てくる質問が「編集者に必要なスキルはありますか?」でした。   確かにウェブデザイナーやプログラマーなどは身につけるべきスキルが分かりやすいですが、編集者の場合はスキルが明確でないため質問してくるのかな、と思いました。   […]

  • 2017-03-24

「家族最後の日」(植本一子著)は家族の破壊と再生を描いている

植本一子さんの『家族最後の日』を読んで、マジかと思ったのは、夫のラッパーECDのガンが発覚した後に、ECDも一子さんも「ネタになる」と話し合うシーンだった。   二人とも文筆業もやっている。だからと言って、そういう思考になるのか。ECDが大好きな僕としては、いや奥さんが「ネタって言い方は、 […]

  • 2017-03-23

「笑いのカイブツ」を読んで涙が止まらなかった話

  伝説のハガキ職人ツチヤタカユキのことは、オードリーのラジオの書き起こしを読んで知っていた。   天才とも言われているけど、人間関係が不得手で東京に馴染めずに大坂に帰ったすごい人という認識だった。   存在は気になっていた。こういう人が消えるわけがない、どこかで浮上してくる。どう出てくるのだろう? […]

  • 2017-03-09

「掃除をイベントにしない」マキタの掃除機を使った感想

2017年2月にマキタのコードレス掃除機(CL142FDRFW)を購入した。   あれから1ヵ月が経過したので、その感想を書いてみようと思う。   その前に我が家の状態。 掃除機:小型クリーナーと大型の掃除機の2台使い(小型は汚れてたら、大型は週に1度) 家族構成:夫婦と5歳と1 […]

  • 2017-02-28

バイプレーヤーズを見て思い出した下北沢で寺島進さんと会った話

テレビ東京のバイプレーヤーズが面白い。日本を代表する名脇役たちが共同生活をするという内容で、みなさん本人役で出演しているが、けっこう素の部分も多いなと感じる。   第6話は寺島進さんがクローズアップされたのだが、それを見ていて思い出したことがある。   僕は22歳の時、いまから1 […]

  • 2017-02-15

コスパ最強!噂の無印良品のパジャマを購入して1週間経ったので感想を書く

僕はこれまで寝る時、適当にTシャツやジャージなどを着ていたが、最近「パジャマは寝るために開発されたものであり、その着心地はケタ違い。着るとぐっすり眠れる」という言葉が頭に残っていたので、急にパジャマが欲しくなり、調べ始めた。   すると、無印良品の「脇に縫い目のない二重ガーゼのパジャマ」の […]

  • 2017-02-10

1万円の増やし方~FX積立1週間目の結果は?

2月6日から始めたSBI FXの「FX積立」。 あれから1週間が経った。一体どうなっただろう。   先ほどログインしてみると、おお、増えてる!!!!   たった4円だけど嬉しいなぁ。   よく「金に働かせる」というけど、なんか僕が仕事している間にコツコツとがんばってくれ […]

  • 2017-02-09

楽天カード&楽天銀行&楽天証券の組み合わせがどう考えても最強説

キャッシュレスが進んだ結果なのか、だんだんクレジットカードでの支払いが増えてきた。 このウェブマガジンのサーバー代やドメイン代もクレジットカードで支払っている。 これまで銀行は会社に言われてつくったメガバンクや、むかし西武線に住んでいた時につくったセゾンカード(西武系カード)を継続して使っていたが、 […]

  • 2017-02-06

なぜ立川談志は喬太郎の落語を途中で止めさせたのか~『落語進化論』

さいきん久々に立川志らくの落語をテレビで見たら、見違えるほど良くなっていた。   若い頃の落語はなんだか忙しなくて、味が無い感じだったけど、すっかり変わっていた。   それ以来、彼が気になり、ツイッターをフォローし、そして何を考えているのか知りたくて手にとった本が『落語進化論』だ […]

  • 2017-02-02

1万円の増やし方~FX積立をやってみる(1)

1万円を使って、お金を増やす方法を検証する「1万円の増やし方」。 今回は最近注目されているFX積立をやってみることにした。 FXは僕も昔やって損したことがあるけど、基本的にハイ&ローである。値段が上がるか、下がるかに賭けるギャンブルだ。 勝つ時もあるが負ける時もあり、いつかは負ける。そんなのごめんだ […]

  • 2017-01-09

「戦後最大のフィクサー」と呼ばれた児玉誉士夫は何をやったのか?

戦争中に「児玉機関」のトップとして活動し、戦争が終わった時に持っていた莫大な財産をもとに戦後の裏社会に君臨した男、児玉誉士夫(こだまよしお)。 田中角栄とともにロッキード事件で起訴された彼は、一体どんな人物なのだろうか。 村上春樹の『羊をめぐる冒険』で登場する「先生」は児玉がモデルだと言われている。 […]

  • 2016-12-09

日本ヒップホップ史上最高のラッパー・TOKONA-X(トコナX)の生涯とは?

トコナXが死んだみたいだ、という情報を聞いたのは2004年のことだった。 その死因について「売人からやばいものを掴まされたらしい」という、いかにもトコナらしい情報が飛び交う。 その後、所属事務所から「熱中症に伴う体力低下による心停止」という発表があった。 まだ26歳。デフジャムと契約し、まさにこれか […]

  • 2016-12-01

吉田篤弘を全部読んだ僕がおすすめする名作小説ベスト10

ストーリー展開の上手さと、ずっと物語の世界に浸りたくなるような、世界の立ち上げ方が魅力的な小説家・吉田 篤弘さん。 ゆっくりと飲むコーヒー、古本屋、町の洋食屋、ラジオから聞こえる女性の静かな声、お客が少ない映画館、自転車。これらは吉田作品によく登場するモチーフだ。 そんなモチーフの数々に思わず、反応 […]

  • 2016-11-25

1万円以下で揃う!疲れない革靴と最強中敷き(インソール)の組み合わせがおすすめ過ぎる!

仕事がスーツなので、革靴を履いている。   営業ではないが、打ち合わせで外出したり、昼休みにけっこう遠くまで散歩するので、1日かなり歩く方だ。そんな時、革靴だとすぐ疲れてしまう。   それを解決するために、ある時から靴はブランドや見た目よりも実用性で選ぶようになった。何足か歩きや […]

  • 2016-11-21

松本人志の最高傑作「VISUALBUM(ビジュアルバム)」の全作品解説と笑いの構造

  ダウンタウンの伝説的コント番組「ごっつええ感じ」が突然終わったのが、1997年のことだった。   放送予定だったものが、野球中継で延期になったことに激怒したダウンタウンがいきなり打ち切りを決めたのだ。最後に総集編が放送されたが、視聴者だった僕らにとって消化不良感は否めなかった […]

  • 2016-11-09

アマゾンプライムビデオの藤子不二雄作品は子どもと見るのにおすすめ!

僕はいまhulu、Netflix、アマゾンプライムビデオの3つのサービスを使っている。   とうぜん被っている作品もあるが、huluはウォーキングデッドのため、Netflixはオリジナル作品が素晴らしいので継続、そしてアマゾンプライムビデオは、4歳の息子のためだ。   今日は、こ […]

  • 2016-11-08

レコ大審査員が語る芸能史の裏側がそそる~「相倉久人にきく昭和歌謡史」

  「ノリコは、、、だから」と松田聖子が本番中に本名を言ってしまい、舌を出した。もう何年も芸能界にいるのに、本名なんて間違えるはずがない。   それに対して本書の中で相倉さんは「だから絶対に計算してるんですよ」と話したうえで、以下のように松田聖子というアイドルの本質を語った。 「 […]

  • 2016-11-08

そこにあるのは本好きの桃源郷だった~『昔日の客』

気が付くと、電車の中で本を読んでいる人を見かけなくなった。本好きとしてはさびしい限りだ。   減ってるな、とは思っていたが、今は逆に読んでいる人を見ると「お、本読んでる」と驚くほど、珍しい存在になってしまった。   もともと文章があって、それを人に読ませる時に便利だってことで紙が […]

  • 2016-11-07

『断片的なものの社会学』~「こんなはずじゃなかった」日常を生き続ける

  また名著に出合ってしまった。『断片的なものの社会学』だ。   2016年は「かなわない」、「相倉久人に聞く昭和歌謡史」も凄かったが、それに続いて、当たりの本だった。素晴らしい。   じゃあ、何が素晴らしいんだろう。これが上手く説明できない。それはタイトルの通り、この […]