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ヒップホップ

  • 2022-03-03

日本語ラップのECDの功績

日本語ラップが心の叫びだった時代のECDの貢献について、しっかりと書き残さなくてはいけないと思う。彼がいなければ日本語ラップの歴史は変わっていた。それだけは断言できる。

  • 2019-03-13

日本ヒップホップ史上もっとも過少評価されているグループ STERUSS(ステルス)を語る

B-BOY Parkの観客席になぜかホームレスのおじさんが紛れていた。 するとそのおじさんに対して、先ほどまでステージに上がっていた若者が近付き、耳元で何か話している。 いや、ラップをしている。フリースタイルだろうか。ステージの音にかき消されて何を言っているのかは聞こえないが、手の動きからしてかなり […]

  • 2019-02-28

きなこなん池袋bedの思い出を語る

池袋で22年の歴史を誇ったクラブ「bed」が2019年1月31日に閉店した。 僕は高校2年から池袋(厳密には板橋区だけど、マンション名は西池袋)に住み、その後、西池袋で同棲していたから、15歳から28歳までの13年間を池袋で過ごしていた。1994~2006年ごろの話だ。 池袋はいくつかのエリアに分か […]

  • 2018-10-05

漢1stアルバムリリースパーティーレポート

これは2005年1月26日に発売された、MSCの漢の1stアルバム『導 〜みちしるべ〜』のリリースパーティーに行った時のレポート記事である。 2005年に公開していたものを、2018年にリライトしている。 いま読み返すと評価が違うところもあるが、あの時点での感想として、読んでもらえればと思う。 そし […]

  • 2018-06-23

雨の日に聞きたい日本語ラップの7選

先日(2018年6月15日)、ラジオでPUNPEEが「雨の日の曲」で選曲をしていた。梅雨時だったからだろう。 それを聞いてたら、「雨縛り」で曲を選ぶとまたちょっと違うセレクトができそうだな、と思い始めた。探してみると元気が出る曲や、のんびりする曲など様々。7曲ほど選んでみたので、ぜひ雨の日にゆったり […]

  • 2018-06-08

ニガリはなぜ優勝できたのか〜フリースタイルダンジョン観戦記

1stバトルの声を聞いた瞬間、これまで出てきたチャレンジャーとすべてが違った。 その圧倒的な声量とスキル、なによりも気持ちで負けないメンタルの強さを感じた。 ニガリaka赤い稲妻がフリースタイルダンジョンで優勝した。 ボクはたまたまその日、観覧をしていたので、放送とは違う現場視点でレポートしてみたい […]

  • 2018-05-27

PUNPEEの「Seasons Greetings’18」レポート

2017年に待ちに待った1stアルバム「MODERN TIMES」をリリースした、PUNPEE(パンピー)。 各地でソールドアウトになったアルバムのリリースパーティーも終わり、スカパーの授賞式やラジオのスタートなど、ちょっとした狂乱のようなものが落ちついた、2018年の5月、ワンマンライブが新木場の […]

  • 2018-01-18

フリースタイルダンジョンを観覧してわかったUZIの人柄

先に書いておくと、あの出来事がなくても、このタイトルで記事を書くつもりだった。 書かなかった理由は、フリースタイルダンジョン観覧のルールである「ネタバレ禁止」のためだった。 観覧中何度もUZIが「もしも、いまツイッターとかで結果を呟いているやつを見つけたら教えてくれ。呟いたやつは一生出入り禁止。教え […]

  • 2017-11-10

PUNPEEの「MODERN TIMES」はなぜ特別なのか?

PUNPEEの「MODERN TIMES」の発売から約1ヵ月が過ぎた。 日本語ラップは、1996年から聞いているのでもう20年ぐらい聞いているが、ここまで特別なアルバムは初めてだ。 一曲ずつのレビューに入る前に、せっかく長いこと日本語ラップを聞いているので、このアルバムがなぜすごいのかを歴史的な立ち […]

  • 2017-10-26

ライブレポート「YouTube Music Night PUNPEE」

2017年10月24日に六本木ヒルズで行われた、youtube主催の YouTube Music Night punpeeに行って来たので、そのレポートをお届けする。 時期は彼が1stALBUM「 MODERN TIMES 」を出した3週間後で、リリースパーティーとその追加公演の間というホットな時期 […]

  • 2017-09-05

BUDDHA BRAND(ブッダブランド)はなぜ空中分解したのか?

日本語ラップにおいて唯一無二、絶対的に特別なグループがあるとすれば、それはBUDDHA BRAND(ブッダブランド)だろう。いま聞いても色あせない「ヤバい」雰囲気。 これだけのスーパーグループがなぜ空中分解したのだろうか。それは日本語ラップ近現代史の謎のひとつだと思う。 当時『front(フロント) […]

  • 2017-07-31

PUNPEEのフジロック 2017 レポート!(動画あり)

  行ってきました、フジロック。初めての参加はpunpeeのため! ということで、今回はきなこなんによる、punpeeのFUJI ROCK FESTIVAL 2017 レポートをお届けします。 とにかく初めてのフジロック参加ということで、予習はしてても距離感が分からない。 フジロックのチケ […]

  • 2017-07-05

punpee全仕事リスト2008~2017【動画あり】<3>

   第3期 2014~2017~ビッグネームとの共演 この時期の大きなことは、2014年1月にRed Bull TVCMの日本代表に選ばれたことだろう。 同年4月からは代官山のバーカウンターで声をかけられたTBSプロデューサーから「水曜日のダウンタウン」への音楽担当としての参加のオファーを受け、仕 […]

  • 2017-07-05

punpee全仕事リスト2008~2017【動画あり】<2>

第2期 2010~2013年「サマーシンフォニー」から「Movie On The Sunday」まで 次の区切りをつけるとすれば、「サマーシンフォニー」から現在ヤフオクなどでは2~3万円で取引されている「Movie On The Sunday」までだろう。 業界内でもっとも早くその才能に反応したうち […]

  • 2017-07-04

祝!フジロック2017出演 punpee全仕事リスト2008~2017【動画あり】<1>

2017年9月20日に待望のアルバムをリリースする、ラッパー・プロデューサー、punpee(パンピー)。 以前、彼の足跡をたどった記事を書いたが、2017年フジロックへの参加も決まり、改めて彼の所属レーベルにある全仕事リストを見ているうちに「果たして僕は全部の曲を聞いているのだろうか。ネットで聞ける […]

  • 2017-04-14

【板橋区のダメ兄貴】ラッパーPUNPEEの生い立ちを1万字の密度でたどる

いまヒップホップ界で、もっとも注目されている存在の一人なのが、ラッパーであり、稀代のトラックメイカー、プロデューサーでもあるPUNPEE(パンピー)だ。 ラップの有名な曲は数多くあるが、いまもっとも多くの人が聞いているラップのひとつが、TBSで放送されている「水曜日のダウンタウン」のオープニングのラ […]

  • 2016-12-09

日本ヒップホップ史上最高のラッパー・TOKONA-X(トコナX)の生涯とは?

トコナXが死んだみたいだ、という情報を聞いたのは2004年のことだった。 その死因について「売人からやばいものを掴まされたらしい」という、いかにもトコナらしい情報が飛び交う。 その後、所属事務所から「熱中症に伴う体力低下による心停止」という発表があった。 まだ26歳。デフジャムと契約し、まさにこれか […]

  • 2016-07-20

フリースタイルで人気のラッパーR-指定の原点をたどる

日本のヒップホップ界で、最注目人物の一人、R-指定。フリースタイルバトルのテレビ番組「フリースタイルダンジョン」で圧倒的な強さを発揮し、ジブラが「R先生」と呼ぶ( やや冗談の混じった口調ではあるが)ラッパーだ。 ラップバトルを解説する時のその丁寧な語り口からは知性がにじみ出る。だが、その一方でライブ […]

  • 2016-06-24

DEV LARGE(デブラージ)のブログ、インスタに登場したお店38軒をリストアップしてみた

僕のエバーノートには大好きなタモさんが出没するお店がリストアップされている。でもそれは公表することはない。タモさんがいまも行っているのに、伝えるのは迷惑がかかるからだ。   同じようにデブラージの行っていたお店のリストも作っていたが、こちらについてはすでに故人となった以上、本人が今も行くか […]

  • 2016-06-13

DevLarge(デブラージの生涯を2万字でたどる

ここ数年でもっともショックだったニュースは、ブッダブランドのデブラージが45歳の若さで亡くなったことだった。 デブラージという名前は、日本のヒップホップを愛する人にとって特別な響きをもつ。 その存在、影響力の大きさは絶大だった。 デブラージは、雑誌の連載やインタビュー記事、ツイッター、ブログなどで饒 […]

  • 2016-05-25

日本語ラップ創世記

  日本でラップが生まれた時はいつなのか?   日本で最初にラップをやった人は誰だろう? 私は志村けんが、1980年に全員集合でやっていた「生麦 生米 生卵」ではないかと思う。志村けんが、アメリカのソウルシンガーであるウィルソン・ピケットの音楽に乗せて韻を踏んでいる。   […]

  • 2016-05-17

ヒップホップを聞かない人におすすめしたい至高の名曲25選

なんだか先日、「初心者におすすめのヒップホップ25選」という記事がいくつかあったんだけど、僕にとっては、どれもしっくりこなかった。   その理由は、ヒップホップを知らない人に媚びているからだと思う。聞きやすい曲、曲の名前は知ってるけど、ちゃんと聞いたことが無い曲、押さえておくべき曲を並べて […]