39歳で家を買う決断をした4つの未来予測

家を買った。というか、土地を買って、家を建てることになった。

二子玉川駅から徒歩圏内という、なかなかの立地だ。

親の莫大な遺産があるわけでもなく、普通の共働き夫婦だから、狭い土地に3階建てになる。とはいえ、普通の感覚から言えば、高い方だと思う。

こんな時代になぜ、となると思うが、一応逆張りというか、いくつか読みがあって建てているので、それについて書いてみようと思う。

1、東京の人口は増える

いきなりの逆張りなんだけど、いま以下2つが当たり前のように語られている。

1、人口は減る
2、空き家が増える

どっちも日本全体で見れば合っているんだけど、もっと厳密に言うと田舎が無くなるんだと思う。毛細血管の先から無くなるように、次第に心臓に集約されていく。なぜなら便利であり、効率的だから。

実際に東京の人口は10パーセント増加する、という予測も出ている。二子玉川を走る東急線もさらに人口が増える予測のもとに今後の計画を立てている、つまり二子玉川の人口は増え、さらに価値が上がることが予想される。

2、金利はこれから上昇するし、銀行はもうお金を貸さなくなる

これは購入を決めた2018年5月と、208年10月の今だと状況が変わっていると思うけど、日銀の低金利政策は、銀行にとって負担が大きく、要するに儲からないから無理している状態であって、遠からず変化するから、借りれる今借りようと思っていた。

その読みは現実となって、金利は少しずつ上がり始め、スルガ銀行の無理な融資が明るみなり、これからの融資は少し変わっていくと思う。

これは予測というか、そうなることは分かり切っている事実だと思う。

日銀の読み)
日銀は金利をゼロにする→みんなお金を借りて物を買う→景気が上がる→金利を徐々に上げる

現実)
金利をゼロにする→みんな相変わらず消費しない→銀行だけが苦しい→もう無理だから金利を上げる

という我慢比べをしており、消費者の意識が「給料上がるから金使おう!」とならない限り無理な話であり、「老後資金1億円は大丈夫ですか?」なんていう保険会社の宣伝文句が幅を利かせている限り無理だったと思う。

ということで、その我慢比べは終わりを迎え、この後金利は上昇し続けると思う。

3、地方の人が東京に来ればブランド力がものを言う

ずいぶん前、下北沢が再開発する前にバーで飲んでいたら開発反対派の人がやってきて、隣に座った。その人がいうには「再開発は駅前に土地を持っている人と不動産屋の仕業で、彼らは下北沢というブランドを最大限活用するために、狭い道路を無くして大きな建物を建てて人口を増やしたいんだ」と言ってた。

ぼくは多摩地区で街の新聞を作っていたので、彼らがどれだけ吉祥寺に憧れていたのかを知っている。東京でブランド力がある街なんて知れている。

1、田園調布
2、目黒
3、港区
4、下北沢
5、吉祥寺
6、渋谷
7、二子玉川
8、世田谷区
9、麻布
10、恵比寿

もう少し絞りだせるかもしれないけど、地方の人でも知っている良さげなイメージの街はこんな感じだと思う。実際に住んでいる人からすれば、世田谷区にも色々あり、渋谷も汚いところがいっぱいある。

でも、東急とか、そういう不動産屋は新たな町の魅力を生み出すよりも、ブランド力のある街を再開発して、そこに人を集中させて高く売ろうとする。

その流れは、日本の人口が減り、都市に集まってくると、より加速するだろう。

だから、中途半端な場所よりも、がっつりブランド力の高いところに土地を持っていた方が強いだろう、という読みだ。

4、日本はインフレになる

インフレについて、1個思うのは、新しいアイフォーンは本当に高いのか、ということ。

それは日本人にとって高いだけで、アメリカ人にとっては高くないかもしれない、ということだ。

そして、それは今後世界中の商品で起こることかもしれない。

こないだニューヨークに引っ越して4年目になるイラストレーターと話したら、「家賃がどんどん値上がりするから、みんな引っ越さざるを得ない。ポートランドが人気なのは郊外だけど、遠すぎない、ちょうど良い場所にあるから。日本でいうと戸塚って感じの距離感。あと食事でいえば、ラーメン2人で食べたら5000円する。日本で日高屋を食べたら安さに驚いた」と言っていた。友達のオーストラリア人も日本に来ると、安い、安いという。

海外のメーカーが何かを発売したとき、我々は高いなぁと思う。でも、実は我々の給料が安いだけなのかもしれない。そして、そのギャップはどこかで埋まる時が来ると思う。つまり、物価が高くて買えるものが減り、次第に給料が上がる。そのサイクルの中でインフレが加速する。

そうなると、毎月の重い重いローンも軽々払えるのではないだろうか。数字は適当だが、給料50万のうちの30万円と、給料100万のうちの30万円では、ダメージが違う。

どこまで現実になるか分からないが、過去の30年とこれからの30年はだいぶ社会状況が変わるだろう。そして、たぶんインフレになるだろう、というのが僕の読みだ。

上記4つに沿って、家を買ってみた。果たしてその通りになるのか。人口が減って価値がみるみる下がるのか。どっちかは分からないし、それによって困るのも自分なので、読みが外れても仕方ないと思う。五輪後の景気は確実に落ち込むし、それは不動産屋もいっていた。そこで淘汰されても生き残るエリアだろうと思う。

あと買う決断をするときに考えたのが、友人に言われた「家は究極の1点もの」という話だった。

今回買った場所は、今の家から1分ぐらいの場所で、この街に8年ぐらい住んでいたので、今回買った場所がどれだけ良い場所かを分かっている。「マジか、あそこが空いたのか!」って感じのところだ。なので、ここなら地元の人が欲しがる場所なのですぐに売れると思う。

誰かの役に立つ話か分からないけど、ちょっと家を買うことを検討している人の役に立てば幸いです。

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