きなこなん式

子連れでフジロックに行ったのでおすすめアイテムや攻略法をまとめてみた

2017年のフジロック、オザケンがフェス初登場。そして、大好きなラッパーPUNPEEがホワイトステージということで、気付いたら2日目の日帰りチケットを予約してた。

あれ、子どもは大丈夫かな。2歳は歩けるけど、すぐ抱っこ。5歳の長男はまだ昼寝する。

そもそもフジロック初めて行くんだ。何を用意すればいいんだ?

こんな状態から色々準備をして現場に行って、やっといて良かったこと、失敗したこと、みんなが持っていて、使えそう!と思ったアイテム、攻略法を紹介しようと思う。

そもそも子連れはいるの?

実際の会場を見ると、子連れは意外といる。たぶん、フジロック側も親子で来て欲しいと思っているのか、中学生以下の入場料は無料で、グリーンステージとホワイトステージの間には、子ども向けのワークショップ、小さな回転木馬や木の滑り台などの遊具のあるスペースや授乳室もある。

また、全体的に係員が少ないが、うちの子が迷子になった時にはちゃんとインフォメーションで保護されていた。つまり、受け入れ態勢はけっこう揃っているのだ。

そのせいか1割ぐらいは子連れがいた。印象としては小学生はあまりおらず、幼稚園ぐらいの子が多かった。

子連れに必須な装備は?

「フジロックは雨降るよ~」と事前に周りの経験者に言われたが、こんなに降るとは思ってなかった。9割雨である。

つまり、子連れ関係なく、雨具は必須である。その一方で傘は禁止されているので、雨合羽。特に子どもには手が自由に動くポンチョが有効である。

そして、着替え、長靴、タオル。特に着替えは3セットぐらい必要だ。

ベビーカーはどうするの?

今年うちはベビーカーを持っていった。結論から言えばあって良かった。

道は田んぼみたいなあぜ道もあるが、それらを避ければベビーカーが通れるレベルになっており、坂はきついがずっと抱っこよりはマシだ。

ただ、ベビーカーはマイノリティではあり、とうぜんステージの前方には入れない。後ろから見るか、嫁と交代で前に行くしかない。

こういうカートの人もいた。パッと見は楽そうだが、混雑した雨の道を歩くのは辛そうだった。

ただ、ベビーカーと言っても色々あるが、うちはタイヤが太いオフロード向きのものだったので良かったが、あまり華奢だと厳しいかもしれない。

また、ベビーカーで行く場合は、雨の場合のカバーなどは必須である。

ご飯はどうなのか?

食べ物は、お店がけっこう出ているのでそこに行けば食べられる。ただ、子連れで20分ぐらい移動して雨の中食べて、、、というのはけっこう辛いので、僕は買い出し担当としてお店にいき、持って帰ってみんなで食べていた。ラム肉、カレー、ラーメンと食べるものはある。

とはいえ、すぐ食べたい、温かいものを食べたい、となった時のために、おにぎりやサンドイッチ、ポットに入れたお湯とレトルトスープはあった方がいい。現地調達&いざという時の食糧というイメージ。とにかく温かいものはかなり嬉しい(というか寒い)。

宿泊はどうなのか?

僕らは日帰りだったが、遠目で見てもテントはかなり過酷そうに見えた。そう考えると、駐車場近くの宿泊施設や高速の途中にある高崎のホテルなど、ちゃんとシャワーの出る施設を確保しておいた方が良いと思う。とりあえず、日帰りは辛い。キャンプは過酷。周辺で宿泊がベターだと思う。

役に立ったアイテム&おすすめアイテム

ここからは役に立ったものを重要度別で書きたいと思う。

重要度★★★
アウトドア用のイス
ヘリノックスのチェアワン

地面が雨でドロドロになるため、シートよりもイスがメインです。中でも軽くて座り心地の良いHelinox(ヘリノックス)のチェアワンはかなり大活躍でした。

保冷バッグ
これは100均でもなんでもいいと思いますが、大きめなものがあると、パックの飲み物やおにぎりなどを入れられるので便利です。

スマホの防水ケース

そもそも雨が降っているので、写真を撮る機会は少ないですが、撮りたい!って瞬間は訪れる。その際に防水ケースは必須。ジップロックで代用はできるが、専用ケースの方が便利。

ビニールの財布
お財布は高級な皮の財布は不要です。100均でいいのでビニールの濡れてもいいものを用意しましょう。

電子マネー
ほとんどのお店がスイカ、パスモなどの電子マネー対応でした。当日は3000~5000円ぐらいは使うので、事前に入れておいた方がお会計がスムーズです。

重要度 ★★(あったら便利)
LEDランタン

全体的に照明が多くないので、子連れで動く場合は、腰の辺りにライトを付けておくと地面を照らしつつ、「あ、ここに子どもがいるな」と分かるので便利です。

kavu カブーの雨用の帽子

モンベルで売ってるのを見て、「笠地蔵みたいだな」と思っていた雨具だが、けっこう現場で被っている人がいた。確かに髪の毛が濡れるのは気持ち悪く、あの雨具はそういう意味では便利そう。次は買っていく。

KEENのサンダル

靴は子どもは長靴が良いが、大人は濡れる前提で考えると、いっそサンダル&疲れない靴&登山も得意なKEENの丸丸が良かった。水陸両用なので乾くのも早く、不快感も少なかった。

モンベルのトレッキング用の靴下

どうせ濡れるなら靴下はいらないと言えるが、どうせ履くなら疲労が少ないトレッキング用の靴下がオススメ。僕はモンベルの靴下にしたが、歩きやすく疲れない。最後はびしょびしょになったが、あって良かったと思う。

今回は初めての参加ということで、隅から隅まで見てみたいと、ぐるぐる回ったが、結果的に効率的ではなかった。

また現地に行って分かったことも多かったので、その辺りを踏まえて、攻略法を紹介する。

1、駐車場を確保できても会場と遠い場合がある

フジロックは申し込みの時に、駐車券が同時に購入できる。しかし、こちらは先着順で会場に近いところから割り振られる。そのため、駐車券確保=会場まですぐ、ではないのだ。我が家の場合は、駐車場から会場までシャトルバスで移動し、その間は50分もかかった。時間に余裕を持ったうえで、駐車場との距離を調べておこう。

2、まずはグリーンステージ後ろのプライオリティシートを確保

子連れで参加した場合、真っ先に確保したいのが、複数あるステージの中でも最大のグリーンステージの奥にある屋根付きのスペース。グリーンステージは大物が目白押し。後ろの方とはいえ、それを生で聴けるのはありがたい。限られたスペースなので早めに確保し、そこを拠点に動くといいだろう。

3、食料調達はみんなで行く

今回、失敗したなと思ったのが買い出しを僕が担当したこと。結局、お店と拠点との距離が遠く、移動が大変なうえに、移動している間に冷めてしまい、どうも美味しく食べれなかった。並ぶことになっても、家族みんなで移動して食べた方が良かったと思う。

4、次の日は休養日に

会場ではアドレナリンが出ているのか、はしゃぎまくっていたが、子どもを抱っこしてステージを2つも見た結果、腕が痛くて痛く、1週間引きずった。行った後は意外とダメージが残るもの。休みをしっかり確保する日程を立てておいた方がいいだろう。

まとめ

結局のところ、子連れでフジロックに行くというのは、どうなのか?

僕の感想は「きついけど、連れて行って良かった!」だった。

もちろん子どもを祖父母に預けて行く、という選択肢も存在した。きっとその方が身軽で思う存分楽しめたと思う。でも、音楽に反応して手を振る子どもの姿、そして、いつか息子が「フジロックでオザケン出た時に僕行ってたよ、5歳で」と誰かに自慢できる日が来るかもしれない。

自分の記憶を思い返すと、すべてが上手くいった時よりも、道に迷って困った時や、ケンカになった時の方がよく覚えている。親子でフジロック。楽じゃないけど記憶に残る。

つまり、辛くて大変だったけど、だからこそいつまでも色あせない家族にとってかけがえのない思い出になったと思う。

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