きなこなん式

連休中に一気見したいオススメのマンガと映画、海外ドラマ

漫画

ブルージャイアント

いま連載中のマンガの中では群を抜いて面白いと思う。ジャズが大好きな青年がサックスを覚えて、世界へと羽ばたいていく話。ジャズの話はほぼ出てこないので、ジャズに詳しくない人も楽しめる。


国内編の「ブルージャイアント」と、外国編の「ブルージャイアントシュプリーム」があり、ブルージャイアントが先になる。漫画喫茶で読んでもいいし、買うなら一気に買うことになることを覚悟して読み始めた方がいい。

キングダム

もしも読んでない人がいたら幸せな人だと思う。これからキングダムを読めるなんて。連休中にぴったりの手が止まらなくなる漫画。中国の話だけど、背景とかは全く関係なく、一人の少年が戦国の世で成り上がっていくストーリー。友情とか戦略とか恋愛とか、色々あるけど、とにかく熱い。もう感情移入が止まらない名作。

弱虫ペダル

スラムダンクシステムもここまで来たかと思う。つまり、部活に入ったへなちょこが実は才能があって、どんどん全国で有名になっていく話。自転車でタスキのようにリレーを繋ぐのが、また良いストーリーを生むんだわ。スラムダンクが主人公、仲間たちの物語、ライバルの3本柱で構成されているとしたら、弱虫ペダルは、それを3倍ぐらいきっちり描いていく感じ。ストーリーも丁寧で、展開も上手い。そりゃ有名になるわけだ。

火の鳥

AI時代が本格化してくる今こそ読み返したい名作。ロボット、不死、宇宙、ぜんぶ手塚が先に書いているのだ。そんな未来編も大好きだが、やっぱり5巻の仏像の話が好き。改めてKindleで読み返すと、本当に一人の作家がこれだけ壮大な物語を書けたことに驚嘆する。やっぱりこの人は天才だし、日本の宝だと思う。

ドラマ



空飛ぶ広報室

アマゾンプライムビデオ にあった、ガッキーと綾野剛のドラマ。脚本は「逃げ恥」の野木亜希子さん。いままで見た中でベスト3に入る連続ドラマ。ガッキーはかわいいし、綾野剛はかっこいいし、ムロさんも要潤も柴田恭兵もみんなかっこいい。自衛隊とテレビマンの物語なんだけど「あ~綾野剛苦手」とか、そういう先入観関係なく、とにかく見て欲しい名作。

王様のレストラン
こちらはフジテレビオンデマンドにある、三谷幸喜の最高傑作。レストランを舞台に、繰り広げられるシチュエーションコメディ。場所が固定されている中で、毎回トラブルが起こり、みんなが右往左往する、という話。主役は山口智子で、松本幸四郎が良い味を出している。5回だろうが、50回だろうが楽しめる、繰り返しに耐えうる作品。先日、霜降り明星が「プロジェクトX」を知らなかったという話を聞いて驚いてしまったが「王様のレストラン」を知らない人がいるのかもしれない。もしも、未見ならぜひ見て欲しい名作だ。

海外ドラマ

ネットフリックス

ストレンジャーシングス

一時期ネットフリックス=「ストレンジャーシングス」と言われるぐらい人気のあった作品。SFなんだけど、80年代名作映画へのオマージュが素晴らしくアラフォーぐらいには感涙ものの作品。子どもが行方不明になって探す作品なんだけど、シザーハンズに出ていた、ウィノナライダーがやっているお母さんだけが、正解にたどり着いて、みんなが騙されていく。志村うしろ、うしろ的な世界にハラハラが止まらない。海外ドラマ史に残る作品。一気見にぴったりだと思う。

セックスエデュケーション

お母さんが、セックスセラピストの息子が、クラスの不良娘と組んで、学校の生徒たちの性の悩みを解決していく物語。性の悩みを主題にした作品というのが珍しいけど、確かに最後の聖域というか、みんな悩んでいるんだなぁとつくづく思う。この作品が海外でも評価が高い理由は、不良娘と主人公のラブストーリーや、主人公とゲイの友人との友情物語など、性の悩みというテーマを通して、近年稀に見る上質な青春ドラマに仕上がっている点にある。特に第5話はオススメ!

ホモサピエンス全史とホモ・デウス

連休中の一気見におすすめなのは、こちらの本。人類の歴史から未来まで、手垢の付いた表現ではなく、AIが勃興する直前の今の視点で、読み直した作品。目からうろこが何枚落ちたか分からない。ホモサピエンスがなぜ地球の王様になれたのか。道具を使えたから、火を使えたから、それだけじゃない。結局人類は、神話なり、宗教なりの物語を語ること、そして、その物語を大衆に信じさせることで、他の動物の頂点に立った、という話が、確かにそうかも~となった。個人的には未来編のホモデウスの方が好き。

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

オードリーの若林の本。タイトルの通り、飼いならされて肥えて生きていくのか、野生のままに自由に生きるのか。キューバ旅行を通して問い続ける話。ホモ・デウスとも連動するのだが、僕らの欲望は本当の欲望なのだろうか、海外に行って色々な経験をすれば人間が大きくなる、という誰かの物語を信じ込まされているだけなのじゃないか。そういう世界とは無縁のキューバで、若林が感じたことは、日本人全体が身につまされる話。ようするに僕らは便利になったけど、幸せになってない、という話だと思う。

ということで、一気見におすすめの作品を並べてみた。

別に、梶原一騎三部作の「巨人の星」「あしたのジョー」「愛と誠」でもいいし、海外ドラマなら「ウォーキングデッド」でも「プリズン・ブレイク」もありだと思う。アマゾンで「万引き家族」を見るのもありだ。あれは名作だ。

とりあえず、連休は家にいるのが正解だと思う。