2017~18年と色々な資産運用に挑戦してみた。具体的には以下の4つだ。
・WealthNavi(ロボアドバイザーによる資産運用)
・ビットコイン(買って放置)
・投資信託(毎月積立)
・積立FX
これらを1年続けた感想と、それを踏まえてこれから何に投資すべきかを書いてみようと思う。
■基本は放置できるもの
投資、資産運用といえば、金を持っている人がやっているもの、あるいは一日中画面を見つめ、儲けたり、損をしたりするもの、というイメージがあるかもしれない。
でも、それはイメージであって、いまのリアルではない。
銀行に預けるようにお金を入金して放置しておくだけでお金を増やす方法が今ならたくさんある。
そんな中で
・めんどくさいのはイヤ
・とりあえずお金が増えれば良い
という僕が選んだのが上記の4つだ。それぞれ一つずつ解説してみる。
■WealthNavi(ウィルスナビ)
最初にいくつか質問されて、その答えを元に投資先を決定する、というロボアドバイザーによる資産運用はすでに複数の会社が採り入れている。
その中でもっとも評価が高いのが、世界の富裕層レベルの運用をしているウェルスナビ だ。
僕はこれしかやってないが、他のブログなどの数字の推移などを見ても、楽天の楽ラップなどに比べて一番勝率が良いみたいだ。
始めるのは簡単だが、最初に10万円が必要になる。このハードルさえクリアできる状態ならウェルスナビ は楽だ。
投資の面倒なことのひとつに「リバランス」というのがある。
買ってある程度たったら見返して、勝率の悪いところを組み替える作業だ。
仕事が忙しいのだから、こんなことやってられない。
その点、ウェルスナビ はリバランスをAIが自動で行ってくれるのだ。
あとこのサービスの良いところは、海外を中心に投資しているところ。
五輪後の日本の不景気に備えて、いまのうちに投資先を海外に逃がしておくのは正解だと思う。
■ビットコイン
これは2017年に暴騰したことで話題になった投資だ。
僕は上がったり、下がったりで結局1万円が18万円になった。
以前別の記事でも書いたが、そもそもビットコインはオワコンなのだろうか。
ブームとしてのビットコインは終わっただろう。まだまだセキュリティ面、運用ノウハウの面で足りない点はある。
だが、そのポテンシャルを考えると、まだ始まってもいない、というのが実情だろう。
新興国がより力をつけ、アメリカと中国が覇権を取った後にどんな世界が来るのか。その時、日本はどうなるのか、日本円は力を持ち続けるのか。
そう考えると、日本円しか持っていない、というのはリスクだと僕は思う。
いまの隆盛を極める企業が、失われた20年と言われた不況下で成長したことからも分かるように、新聞やテレビ、世間の人がどういおうと、未来を予見して動いた人がいつの時代も勝つのだ。
そう考えると、いま値下がりしまくっているビットコインを買うべきか。
情報ではなく、自分の頭でもう一度考えてみるとべきだと思う。
■投資信託
資産運用の代表格が「投資信託」である。最初はなんだか複雑そうに見えていたが、ようやく仕組みがわかった。
競馬で言えば、任天堂など特定の株を買うのを「単勝」と考えると、投資信託は「枠連」みたいなものである。
とうぜん単勝の方が当たれば大きい。だがその分、リスクが高い、それに対して投資信託は、儲けは小さいがリスクも少ない。
やり方は簡単で
1、楽天証券かSBI証券の口座に申し込む
2、お金を入金する
3、投資信託を選ぶ
4、毎月の積立額を決める
以上の4つで完結する。なぜ楽天証券とSBI証券か、それはネットで完結して、手数料が安いから。
両方使ったが、SBI銀行を使っていれば、SBI証券の方が使い勝手は良いと思う。
「ハイブリット口座」というものがあり、そこに振り分けるだけでSBI銀行でも、SBI証券でも使うことができるのだ。そのため、10万円をSBI銀行に入れて、3万円をそちらにネット上で移動するだけで入金が完了する。
問題は3の投資信託を選ぶ、である。もう選ぶ量は膨大である。中国やインドが伸びてるし、AI企業への投資なんて伸びそうである。
そういう選択肢はたくさんあるが、僕は「ひふみプラス」一択で良いと思う。
この投資信託は、ちょっと変わっていて、投資先は日本の企業だが、会社を訪問し、良い社長だな、伸びそうだな、という会社にだけ投資している。それがぴたり、ぴたりと当たる結果、販売金額、積立件数ともにSBI証券でずっと1位を獲得している。
とりあえず、僕は年間で28%、5万増えたので、こいつは信用できるぞ、と思っている。ちなみに安定していて評価の高い「大和-iFree 8資産バランス」が9.78%なので、28%という数字がどれだけ飛びぬけているかわかると思う。迷ったら「ひふみ」で良いと思う。
あと、こちらのポイントは毎月積み立てること。
値動きなんて見てたらいつ買うか決められないので、給料が入ったら月に2万円ずつ追加するようにしている。
とはいえ、こちらは日本株中心なので、2019年のどこかのタイミングで解約しないと、と思っている。なお、投資信託は株と違ってすぐに売り買いできず、3日ほどタイムラグがあるので、判断は早めにするようにしよう。
・積立FX
これは外貨を1日●●円ずつ積み立てるというもの。
FXは値動きが激しく、前に十万円単位で損したことがあるので敬遠していた。あれは黒歴史だ。
だが、積立なら値動きを見る必要が無く、毎日同じ時間に買うので、たまに高い時に買って、次に安い時に買って、ということを繰り返すことでトータルでリスク分散ができるのだ。
ただ、結果として僕には合わなかった。タイミングもあるが、1日300円ぐらいをドルやポンドなどに振り分けて買ってお金を増やすのだが、やっぱり値動きが激しく、儲けたり、減ったりが多すぎる。右肩上がり感が無いのだ。
そのうちこれって意味あるのかな、と止めてしまった。
とはいえ「積立」で外貨を買う、という方法は魅力的だし、新たにAIでFXをやる、なんて会社も出てきているので、僕の理想である「少子化で沈む日本でも、景気の良い海外の恩恵を受けつつ、日本で暮らす」という方針を考えると、外貨で利益を得る方法は今年も模索していきたいと思う。
結局、これからは何で資産運用すべきか
資産運用という言葉と、投資と投機という言葉はやっていることは似ているようで実は違う。
資産運用は10年、20年単位であり、投資はもう少し短期、投機はほぼギャンブルである。
短期に増やしたいなら、個別株かグレーなものに手を出せばいいと思う。
個別株なら3万円ぐらいから買えるものもある。そして、上手くやれば2日で1000円とか増える。それを繰り返せばいい。
またグレーなものは探し続けるしかない。まだマイナーなものに投資して、ある程度規模がでかくなったら売る。そのうちにそのサービスはニュースに取り上げられて社会問題となり、規制が入る。
その規制が入る前を狙っていくしかない。リスクはあるがリターンも大きい。
もしも、ゆっくり確実にお金を増やしたいなら、複利しかない。
複利とは利子を再投資することだ。これは雪だるまに例えられる。最初は小さくてもだんだん大きくなる。
例えば、投資信託で年に7パーセントの利益が出るとする。それを再投資するのを月に1万円で20年続けたらどうなるのか。
複利効果シミュレーション
https://www.sawakami.co.jp/know/fund/simulation/compound_interest.php
初期投資0円なら、120万が172万円になる。
こうやって計算すると、「ああ、足りない」というのが分かる。
ではどうするのか、期間を延ばすか、金額を増やすのである。
そう考えると、若いうちに始めることがいかに大事かが分かる。60になって焦るよりも30代で気づけば複利の効果が圧倒的に増すのである。
ということで、いまから何に投資すべきかは、以下の2つだと思う。
のどちらかだと思う。
どちらにしても、毎日お金が増えるのを見るのは楽しいものである。
気になる方は挑戦してみてはいかがだろうか。
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