きなこなん式

どうやらおっさんは太り続けるか、鍛えるしかないのだ

ある日鏡の向こう側の自分の体形が変わっていることに気づく。

何だこの肉は、誰の身体だ、、、。

鏡に映るその事実を認めるのにやや時間がかかる。お肉だ。肉がついたのだ。

学生時代にスポーツをやっていたりすると、余計に認められない。

おっさんになり、どうやら肉人間になってしまったようだ。

そして考える、これも悪くないか。貫禄がついたぞ。恰幅がいいね!なんて言葉もある、ガリガリに痩せているおっさんなんて見栄えが悪いんじゃないか―――。

いやいやいや、だめだ。このままだと太り続ける。

とはいえ、ダイエットして痩せるというのも何か違う。黒飴ダイエットは鬱になるし。

そうなると、マッチョ路線というか、それなりに筋肉をつけないとだ。

目の前に大きな分かれ道が見える。

太るのか、鍛えるのか。

こうなれば鍛えるしかない。そう思った。

ちなみに今回の記事は準備編だ。最後に痩せたりはしない。

きっと「そうつぶやきながら、僕は早朝の公園に向かって走り出した」みたいなキレイな終わり方するやつだ。その辺で終わるのでよろしくです。

最初にやったこと

まず最初にモチベーションアップのために、村上春樹の「走ることについて語る時に僕の語ること」をkindleで買って読み返すことにした。

この本はランニングの技術書ではなく、走ることを通して、強い意思を作るための哲学が書かれた本だ。

例えば

日々走ることは僕にとっての生命線のようなもので、忙しいからといって手を抜いたり、やめたりするわけにはいかない。もし忙しいからというだけで走るのを止めたら、間違えなく一生走れなくなってしまう。走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ

なんてことが書いてある。

そうだ、走るんだ、走り続けるんだ。そんな思いがフツフツと沸いてきたらオッケーだ。

自分の最適な食事量を見直す

食事についても再構築する必要がある。好きなものを好きなだけ食べるわけにはいかない。

とりあえずラーメンライスのような炭水化物+炭水化物は止める。ランチはライスつきますけど、と言われても断るんだ。

昔は空腹のときは、自分の胃袋がまるでイケアのバックみたいに大きいような気がして、どんどん詰め込んでいたが、もうそんなことはない。おしゃれなパン屋の茶色い紙の袋ぐらい小さい。そう認識を改める。

おにぎり1つで足りるのか、うどん並盛で足りるのか、いまの自分にちょうど良い量を改めて探ることにした。ちなみに米などの固形物は腹持ちが良い。粉ものはすぐに消化するので、具を足すなど工夫が必要だ。そうやって主食を再構築していく。

また、間食は黒飴、剥き栗、昆布、ナッツ類。あとは水分をしっかりとる。さらに食事の時は食物繊維を意識して、セブンのうの花などを食べるようにした。

あとは髪の毛と肌のツヤを保つために、たんぱく質が手軽に取れるギリシャヨーグルトを食べる。これは酸味が少なくてもっちりしているので僕は好きだ。

そして、太ることに直結する砂糖が入っているお菓子は食べない。

運動はチューブトレーニングと体幹トレーニング

運動するならトレーニングジムに行くのが一番だと思う。だが、子どもが小さく行く時間がない。

そのため、まずはお腹を引っ込めて、筋肉を付けるために、チューブトレーニングと体幹トレーニングに取り組むことにした。

チューブは前に楽天で買ったラクダを引っ張り出してきた。ラクダはやや値段は高いが、持ちやすく、強度もちょうど良い。この後、アマゾンで1000円ぐらいのチューブをいくつか買ったが、やはりラクダが一番しっくりくる。

最近は筋トレのyoutubeも充実しているので、ムキムキそうな人を見つけて、真似をしながら効果が出るものを探す。

体幹で腹筋を鍛えて、チューブでお腹の引き締めと胸板を厚くするトレーニングをする。さらに、太もものぜい肉もついてきたので、足を開いたスクワットもする。

昼休みは30分は歩き、週に2回はランニングをする。

また、勢いで任天堂スイッチのエクササイズゲーム「フィットボクシング」も購入。

音楽に乗って、フックやジャブを繰り返す。このゲーム、声優と音楽のクオリティが高い。そして息が切れるので良い運動になる!

まだ初めたばかりだから効果は分からない。でも、想像は夢の第一歩だ。良いイメージを描いて日々を積み重ねる。

マッチョとは言わないが、太るよりはそちら側に。

みんなやってくる、おっさんの分かれ道。

さて、あなたはどっちの道を歩きますか?