行ってきました、フジロック。初めての参加はpunpeeのため!
ということで、今回はきなこなんによる、punpeeのFUJI ROCK FESTIVAL 2017 レポートをお届けします。
とにかく初めてのフジロック参加ということで、予習はしてても距離感が分からない。
フジロックのチケットと一緒に駐車場券も買ったけど、指定された神立駐車場に12時についたら、そこからシャトルバスで会場へ。
ここがけっこう渋滞して45分もかかった。PUNPEEのステージは13時から。ギリギリだ。それでも入口の物販でCD-Rを買う(あと3枚だった)。会場からホワイトステージまで20分以上かかり、辿り着いた時には13時10分。3曲目ぐらいだった。
歩きながら聞いた感じだと、リンゴ音楽祭と同じCOMMON(コモン)のbeから入って、「お隣さんより凡人」の聞いたこと無いトラックのもので自己紹介を兼ねてラップ、そのほかに「お嫁においで」もやっていた。
ホワイトステージ遠い、、、
ホワイトステージはすでに盛り上がっていた
会場となったホワイトステージは、グリーンステージの次に大きな会場。収容人数は1万5000人ほど。13時スタートとはいえ、アルバムを1枚も出してないアーティストとしては、かなりの大抜擢だ。
ロックの客が知らないけど、様子見で来ている感じかと思ったら、思いっきり盛り上がっている。
観客はクラブにいるヒップホップっぽい客というよりは、いかにもフェスっぽい恰好の音楽好きで埋まっていた。
スカスカではなく、前の方はぎっしり入っていたが、嫁と子ども2人と来た僕は、嫁と5歳の子を後ろの方に残して、2歳の赤ちゃんを抱っこして前線を目指す。
薄い透明ビニールのカッパを来たPUNPEEは、いつもの七三メガネだった。
続けて「HERO」と「SUMMIT」のマイクリレー曲のテーマソングを一人でやり、そこでちょっとMCが入る。
「こないだバンドやってた高校の友人と飲みまして、今度フジロック出るって話したら、ドラゴンドラ?て聞かれたけどホワイトだからって。でもやり続けてたらこうなれるんだな」
とちょっと良い話をする。
続いて、PUNPEEがDJの「原島ど真ん中宙芳」を紹介。そして、DJがかけた曲がリンキン・パークのサンプリング、そしてPUNPEEが一番影響を受けたアーティストというBECK「Loser」、さらにレッチリの「Scar Tissue 」。ここまででもうお腹いっぱいなのに、さらにオアシス「Wonderwall」のイントロで会場が最高潮に。
「Wonderwall」に乗せてフリースタイル。「緊張でリリック飛んじゃった」と言っていたが、それでも観客はがっつり掴んだ。
「そっかぁPUNPEE緊張してんだぁ」と思ったら、その後のMCで「やっぱりずっと一人はきついな。この辺で同級生とか来てくれないかな。あと血の繋がった肉親とか来ないかな」と言いだす。
勘が良い人が騒ぎだす。PUNPEEといえば、P.S.Gのメンバーでもある。そして、このグループの他のメンバーといえば、同級生のGAPPER (ガッパー)。そして、実の弟でラッパーのS.L.A.C.K.(現5lack ゴラック)。そう、「同級生と肉親」といえばP.S.Gのことである。
GAPPERがさんぴんのNIPPSのような佇まいでゆっくりと登場する。そして、弟がさっそうと登場。3人で「P.S.G現る」をラップ。もう客席はずっと興奮している。だって、PSG揃ってる!
さらにもう1曲「愛してます」をラップし、最後に3人でフリースタイル。
曲が終わると、やっとPUNPEEも緊張が解け落ち付いた様子。
S.L.A.C.K.が「家にいた、あの兄貴のライブにこんなに人が集まっているのは変な気分。みんな大丈夫(笑い)。でも、日本語のラップでこの場所でこれだけ人を集めるのは本当にすごいと思う」と語る。
PUNPEE「俺がエロいこと考えるとくしゃみが出るって気付いてた。実家に一緒に住んでるとき」S.L.A.C.K.「え、気付いてなかった、え、エロいこと?」
PUNPEE「あ、ごめん、もういいや」
という謎のやりとりを経て、S.L.A.C.K.とGAPPERは退場。
そして、PUNPEEは「まだ昼だけど」と前置きをして2016年を代表する名曲「夜を使い果たして」をラップ。これは客席でも一緒に歌っている人が多かった。
その後に新曲を1つかけて、最後に「ルネッサンス」をみんなで歌って終わった。
その時に撮った動画。
PUNPEE「おれ、見た目はこんな感じでとっつき易いけど、ヒップホップはもっと楽しいから!いろいろと誰と誰が仲悪いとか、誰と誰がやってるとか、そういうのも分かってくるから。みんな、ありがとう。もう1回、今からライブやりたい気分。日本語のラップでこれだけの人って・・・あ、これS.L.A.C.K.がいったか、あいつは本当に美味しいところ持っていくな。本当にありがとう」そして、会場のそでから戻って「ありがとうが言い足りねえよ!」と言ってステージは終わった。
振り返って会場を後にする観客はみんな笑顔だった。素晴らしいステージだった。最後のMCで彼はヒップホップを代表して、音楽を愛する人たちにライブをしていたんだなと思った。
感想とまとめ
・行きのバスの時点で「PUNPEE間に合わない」って人もいて、やはり注目度は高かった様子。
・PUNPEEけっこう緊張してた。
・ロックセットは最高。あんなに曲の合間に「この曲やったら怒られちゃうよ」と言ってDJが勝手にかけるから仕方ない風でラップしていながら、みっちり練習してたことを物販CD-Rで知る。
・聞きたい曲が多すぎて、1時間は足りない。。
・入場規制入るかもレベルの客入りだった。
・終わった後もみんな「最高だった」とベタ褒め
・PUNPEEがあの薄っぺらいカッパでその後も会場をウロウロしてたらしい。好感もてるなぁ。
・とにかくアルバムが楽しみ過ぎる!!!予約する!